FC2ブログに自動ログイン(ログアウト)「fc2blogLogIn」の解説

こちらは、エクセルVBAでFC2ブログに自動ログイン(ログアウト)する方法についての解説となります。VBAの知識がない方やFC2ブログ自動ログイン(ログアウト)ツールをお求めの方には、無償で提供していますので「FC2ブログ自動ログインツール」よりダウンロードしてください。

さてFC2ブログの自動ログイン(ログアウト)について説明してきましたが、今回は自動ログイン(ログアウト)をサブルーチン化させます。
前回の方法では、1アカウントしかログイン処理ができませんが、サブルーチン化させることで、どんなアカウントでも簡単にログイン処理をすることが可能になります。

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FC2ブログに自動ログイン(ログアウト)のサブルーチン


Sub fc2blogLogIn(objIE As InternetExplorer, _
                fc2blogId As String, _
                fc2blogPass As String, _
                Optional ieType As String = "ieView")

    'IEでfc2blog画面を起動
    If ieType = "ieView" Then
      Call ieView(objIE, "http://fc2.com/login.html?ref=blog")
    ElseIf ieType = "ieNavi" Then
      Call ieNavi(objIE, "http://fc2.com/login.html?ref=blog")
    End If
    
    'ログアウト処理
    If tagCheck(objIE, "a", "ログアウト") = True Then
        Call tagClick(objIE, "a", "ログアウト")
    End If
    
    'fc2blogID自動入力
    Call formText(objIE, "id", fc2blogId)

    'fc2blogログインパスワード自動入力
    Call formText(objIE, "pass", fc2blogPass)
    
    'ログインボタンをクリック
    Call tagClick(objIE, "input", "ログイン")

End Sub

FC2ブログに自動ログイン(ログアウト)のマクロ


Sub sample1()

  Dim objIE As InternetExplorer

  Call fc2blogLogIn(objIE, "★FC2ブログID★", "★FC2ブログPASS★")

End Sub

Sub sample2()

  Dim objIE As InternetExplorer
    
  Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/")
    
  Call fc2blogLogIn(objIE, "★FC2ブログID★", "★FC2ブログPASS★", "ieNavi")

End Sub

実行結果

FC2ブログ自動ログイン

引数は以下の4つが設定されています。

引数名データ型内容値の事例初期値省略
objIEInternetExplorerIEオブジェクトobjIE,objIE2×
fc2blogIdStringFC2ブログのログインID文字列"★FC2ブログID★"×
fc2blogPassStringFC2ブログのログインパスワード文字列"★FC2ブログPASS★"×
ieTypeStringIEオブジェクトの状態文字列"ieView",
"ieNavi"
"ieView"
fc2blogLogIn("IEオブジェクト","FC2ブログのログインID文字列","FC2ブログのログインパスワード文字列","IEオブジェクトの状態文字列[省略可]")

「objIE」「fc2blogId」「fc2blogPass」は必須項目で、「objIE」は複数ページを表示させる場合に「objIE」「objIE2」と複数オブジェクトを生成します。
「fc2blogId」にはFC2ブログのログインIDを、「fc2blogPass」にはFC2ブログのログインパスワードを設定します。

次に「ieType」ですが、こちらはIEオブジェクトの状態によって、処理を分岐させるものです。
新規でIEオブジェクトを作成する場合は「ieView」を指定し、「ieViewサブルーチン」で処理します。
既存のIEオブジェクトがある場合は「ieNavi」を指定し、「ieNaviサブルーチン」で処理させます。
こちらは初期設定が「ieView」で設定させており、Optionalを付けて宣言した引数なので、省略することができます。


'IEでFC2ブログログアウト画面を起動
If ieType = "ieView" Then
  Call ieView(objIE, "http://fc2.com/login.html?ref=blog")
ElseIf ieType = "ieNavi" Then
  Call ieNavi(objIE, "http://fc2.com/login.html?ref=blog")
End If

「ieType」で「ieView」「ieNavi」サブルーチンのどちらかでIEを起動するか処理を行います。


'ログアウト処理
If tagCheck(objIE, "a", "ログアウト") = True Then
  Call tagClick(objIE, "a", "ログアウト")
End If

こちらはログインしていた場合のログアウト処理ですが、「tagCheckサブルーチン」を利用してログアウトリンクがある場合は、そちらをクリックする処理をしています。
ちなみにログアウト部分のHTMLソースは以下になります。


'FC2ブログログイン処理
Call formText(objIE, "id", fc2blogId)
Call formText(objIE, "pass", fc2blogPass)
Call tagClick(objIE, "input", "ログイン")
こちらでは、ログインするための情報を入力し、ログインボタンをクリックしています。
「fc2blogId」にはFC2ブログログインIDが、「fc2blogPass」にはFC2ブログログインパスワードが格納されています。
あとはログインボタンをクリックし、ログイン完了です。
ここまでがFC2ブログ自動ログインのサブルーチン化についての解説でした。
こちらの内容は前回とあわせて理解できたかと思います。
ID・パスワードを記録する機能が付いているので、ここだけの処理はあまり活用はないかもしれませんが、記事を自動でアップするなど機能を追加すると便利な機能になりますので、サブルーチンを利用して更に機能追加していってください。

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