Excelの印刷するページの余白を設定

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こちらでは、Sheetオブジェクトに含まれるPageSetupオブジェクトLeftMarginプロパティを利用して、Excelの印刷するページの余白を設定する方法について解説しています。

プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.プロパティ名

また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。

オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値

目次

はじめに

こちらでは、LeftMarginプロパティを利用したExcelの印刷する用紙サイズの設定をする方法について解説します。今回は、PageSetupオブジェクトのLeftMarginプロパティを利用します。

利用するプロパティについて

今回利用するプロパティは以下になります。

  • TopMarginプロパティ
  • RightMarginプロパティ
  • BottomMarginプロパティ
  • LeftMarginプロパティ
  • HeaderMarginプロパティ
  • FooterMarginプロパティ
  • CentimetersToPointsプロパティ

TopMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのTopMarginプロパティ印刷ページの上余白の大きさをポイント単位で設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.TopMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.TopMargin = 設定値

RightMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのRightMarginプロパティ印刷ページの右余白の大きさをポイント単位で設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.RightMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.RightMargin = 設定値

BottomMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのBottomMarginプロパティ印刷ページの下余白の大きさをポイント単位で設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.BottomMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.BottomMargin = 設定値

LeftMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのLeftMarginプロパティ印刷ページの左余白の大きさをポイント単位で設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.LeftMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.LeftMargin = 設定値

HeaderMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのHeaderMarginプロパティヘッダーの余白(用紙の上端からヘッダーまでの距離)の値を設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.HeaderMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.HeaderMargin = 設定値

FooterMarginプロパティとは

PageSetupオブジェクトのFooterMarginプロパティフッターの余白(用紙の下端からフッターまでの距離)の値をポイント単位を設定します。

Sheets("シート名").PageSetup.FooterMargin = 設定値
Sheets(インデックス番号).PageSetup.FooterMargin = 設定値

CentimetersToPointsメソッドとは

PageSetupオブジェクトのCentimetersToPointsプロパティセンチメートル単位の数値をポイント(1ポイント=0.35mm)単位に変換します。

変数 = Application.CentimetersToPoints(設定値)

印刷するページの余白を設定するサンプルコード

今回のVBAコードはExcelの印刷するページの余白を設定するマクロになります。


Sub sample()

    With Sheets("Sheet1").PageSetup
    
        .TopMargin = Application.CentimetersToPoints(3)
        .RightMargin = Application.CentimetersToPoints(4)
        .BottomMargin = Application.CentimetersToPoints(5)
        .LeftMargin = Application.CentimetersToPoints(6)
        
        .HeaderMargin = Application.CentimetersToPoints(10)
        .FooterMargin = Application.CentimetersToPoints(20)
    
    End With

End Sub

実行結果

エクセルVBAで印刷ページの余白を設定

解説

sampleプロシージャSubステートメントに引数は設定されていません。まず、Withステートメントのオブジェクト名に「Sheets("Sheet1").PageSetup」を設定しました。これによりオブジェクト名を省略して記述できるようになりました。また、「Sheet1」シートオブジェクトに含まれるPageSetupオブジェクトをを設定することで、ページ設定属性(左余白、下余白、用紙サイズなど)のプロパティを利用できます。今回は印刷するページの余白を設定するTopMarginプロパティHeaderMarginプロパティなどに余白のサイズを設定しています。

TopMarginプロパティHeaderMarginプロパティなどの設定する値は単位がポイント単位のため、ApplicationオブジェクトCentimetersToPointsメソッドを利用しています。CentimetersToPointsメソッドセンチメートル単位をポイント単位に変換するメソッドですので、設定値は センチメートル単位で設定します。最後はEndステートメントを利用してsampleプロシージャを終了させます。

まとめ

今回は、SheetオブジェクトのTopMarginプロパティHeaderMarginプロパティを利用して、Excelの印刷するページの余白を設定する方法について解説しました。次回は、エクセルVBAで印刷用紙のヘッダー・フッターに情報を印刷する方法について解説します。

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