LanguageSettingsオブジェクト
LanguageSettingsオブジェクトについての解説になります。
目次
- LanguageSettingsオブジェクトとは
- シート見出しの色を設定するサンプルコード
- LanguageSettingsオブジェクトの親コレクション一覧
- LanguageSettingsオブジェクトのプロパティ一覧
LanguageSettingsオブジェクトとは
LanguageSettingsオブジェクトは、Microsoft Office アプリケーションの言語設定についての情報を表します。
Application.LanguageSettings.LanguageID(MsoAppLanguageID) を使用します。MsoAppLanguageID には、指定したアプリケーションにロケール識別子 (LCID) 情報を返すために使用する定数を指定します。
使用できる定数は、次に示す MsoAppLanguageID クラスのいずれかです。
msoLanguageIDExeMode
msoLanguageIDHelp
msoLanguageIDInstall
msoLanguageIDUI
msoLanguageIDUIPrevious
次の例は、インストールの言語、ユーザー インターフェイスの言語、およびヘルプの言語の LCID をメッセージ ボックスに表示します。
MsgBox "このアプリケーションに登録されたロケール ID は次のとおりです。 " & _ "インストール言語 - " & _
Application.LanguageSettings.LanguageID(msoLanguageIDInstall) & _
" ユーザー インターフェイス言語 - " & _
Application.LanguageSettings.LanguageID(msoLanguageIDUI) & _
" ヘルプ言語 - " & _
Application.LanguageSettings.LanguageID(msoLanguageIDHelp)
アプリケーションの編集時の指定言語として登録された LCID を判別するには、次の使用例に示すように、Application.LanguageSettings.LanguagePreferredForEditing を使用します。
If Application.LanguageSettings. _
LanguagePreferredForEditing(msoLanguageIDEnglishUS) Then
MsgBox "U.S. English は編集時の指定言語の 1 つです。"
End If
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、LanguageSettingsオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
LanguageSettingsオブジェクトの親コレクション一覧
親コレクション名 | 内容 |
---|---|
Chartコレクション | ブック内のグラフを表します。ChartObject コレクションに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetコレクション |
LanguageSettingsオブジェクトのプロパティ一覧
- LanguageSettingsオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
立山 秀利
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