IIf関数
IIf関数は、VBA関数の中で制御・入出力関数に分類される関数です。
目次
IIf関数とは
IIf関数は、式の評価結果によって、2 つの引数のうち 1 つを返します。
| 構文 | IIf(expr, truepart, falsepart) | |
|---|---|---|
| 引数 | 省略 | 説明 |
| expr | × | 評価対象の式を指定します。 |
| truepart | × | 名前付き引数 expr が真 (True) の場合に返す値または式を指定します。 |
| falsepart | × | 名前付き引数 expr が偽 (False) の場合に返す値または式を指定します。 |
IIf 関数では、名前付き引数 truepart または名前付き引数 falsepart のいずれか一方だけが返されますが、評価は両方の引数に対して行われます。このため、IIf 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。たとえば、名前付き引数 falsepart を評価した結果 0 による除算エラーが発生する場合は、名前付き引数 expr が真 (True) であってもエラーが発生します。
IIf関数のサンプルコード
IIf 関数では、名前付き引数 truepart または名前付き引数 falsepart のいずれか一方だけが返されますが、評価は両方の引数に対して行われます。このため、IIf 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。たとえば、名前付き引数 falsepart を評価した結果 0 による除算エラーが発生する場合は、名前付き引数 expr が真 (True) であってもエラーが発生します。
Function CheckIt (TestMe As Integer)
CheckIt = IIf(TestMe > 1000, "Large", "Small")
End Function
実行結果
解説
制御・入出力関数一覧
| 関数名 | 内容 |
|---|---|
| Choose | 数値で指定した式の値を返します。 |
| IIf | 式の結果により2つの引数のうち1つを返します。 |
| Input | ファイルから指定した文字数の文字列を読みこんで返します。 |
| InputB | ファイルから指定したバイト数のデータを読み込んで返します。 |
| InputBox | ダイアログボックスにメッセージを表示しテキストボックスに入力した値を返します。 |
| MsgBox | ダイアログボックスにメッセージを表示します。 |
| Partition | 指定した数値の範囲が属する文字列を返します。 |
| Spc | 指定した数のスペースを挿入します。 |
| Switch | 条件式を評価し、真(True)の場合に式を返します。 |
| TypeName | 変数に関する情報を返します。 |
