VBAのSyncイベント
こちらでは、エクセルVBAのSyncイベントの解説になります。
イベントとはオブジェクトに対する処理や操作のことを言います。例えば、ワークシートをアクティブにした時に発生するSyncイベントやセルをマウスでダブルクリックした時に発生するBeforeDoubleClickイベントなどがあります。
オブジェクト名.メソッド名
目次
Syncイベント
Syncイベントは、ドキュメント ワークスペースに含まれているワークシートのローカル コピーがサーバー上のコピーと同期されたときに発生します。
| 構文 | Private Sub object_Sync(SyncEventType) | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 | 
| object | × | こちらは、必ず指定します。クラス モジュール内で WithEvents キーワードを使用して宣言された Workbook 型のオブジェクトを指定します。 | 
| SyncEventType | × | こちらは、必ず指定します。MsoSyncEventType クラスの定数を使用します。ワークシートの同期の状態を示します。 | 
次の使用例は、ドキュメント ワークスペース内のワークシートの同期が失敗した場合にメッセージを表示します。
Private Sub Worksheet_Sync(ByVal SyncEventType As Office.MsoSyncEventType)
    If SyncEventType = msoSyncEventDownloadFailed Or _
            SyncEventType = msoSyncEventUploadFailed Then            
        MsgBox "ドキュメントの同期が失敗しました。" & _            "管理者に問い合わせるか、" & vbCrLf & _
            "後で再試行してください。"        
End If    
End Sub
立山 秀利
プログラミング初心者でもわかりやすいExcel VBAの入門書です。本書では、他言語でのプログラミング経験がない初心者でもVBAプログラミングが理解できるよう、重要な機能に焦点をしぼって、VBAのポイントとなるオブジェクトや演算子、条件分岐、ループ、変数、関数などにをやさしく解説しました。「計算ドリル」「販売管理」といったアプリケーションを作りながら、楽しくVBAを学べます。

