VBAのCaptionプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのCaptionプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
- Application オブジェクトのCaptionプロパティ
- AxisTitle オブジェクトのCaptionプロパティ
- Characters オブジェクトのCaptionプロパティ
- ChartTitle オブジェクトのCaptionプロパティ
- DataLabel オブジェクトのCaptionプロパティ
- DisplayUnitLabel オブジェクトのCaptionプロパティ
- PivotField オブジェクトのCaptionプロパティ
- PivotItem オブジェクトのCaptionプロパティ
- CubeField オブジェクトのCaptionプロパティ
- Window オブジェクトのCaptionプロパティ
Application オブジェクトのCaptionプロパティ
Application オブジェクトのCaptionプロパティは、Excel ウィンドウのタイトル バーに表示される名前です。名前が省略、または Empty 値が設定されていると、このプロパティは "Microsoft Excel" という文字列を返します。値の取得および設定が可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
AxisTitleオブジェクトのCaptionプロパティ
AxisTitleオブジェクトのCaptionプロパティは、軸ラベルの文字列です。値の取得および設定が可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
CharactersオブジェクトのCaptionプロパティ
CharactersオブジェクトのCaptionプロパティは、指定された範囲の文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
ChartTitleオブジェクトのCaptionプロパティ
ChartTitleオブジェクトのCaptionプロパティは、グラフ タイトルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
DataLabelオブジェクトのCaptionプロパティ
DataLabelオブジェクトのCaptionプロパティは、データ ラベルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
DisplayUnitLabelオブジェクトのCaptionプロパティ
DisplayUnitLabelオブジェクトのCaptionプロパティは、表示単位ラベルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
PivotFieldオブジェクトのCaptionプロパティ
PivotFieldオブジェクトのCaptionプロパティは、ピボットテーブル フィールドのラベルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
PivotItemオブジェクトのCaptionプロパティ
PivotItemオブジェクトのCaptionプロパティは、ピボットテーブル アイテムのラベルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
CubeFieldオブジェクトのCaptionプロパティ
CubeFieldオブジェクトのCaptionプロパティは、キューブ フィールドのラベルの文字列です。値の取得のみ可能です。文字列型 (String) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
WindowオブジェクトのCaptionプロパティ
WindowオブジェクトのCaptionプロパティは、ドキュメント ウィンドウのタイトル バーに表示される名前です。名前を指定しておくと、その名前を Windows プロパティでのインデックスとして使用できます (2 番目の使用例を参照)。値の取得および設定が可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。
| 構文 | expression.Caption | |
|---|---|---|
| キーワード | 省略 | 説明 |
| expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
次の使用例は、[Excel] ウィンドウのタイトル バーに表示される名前を設定します。
Application.Caption = "ブルースカイ航空予約システム"
次の使用例は、作業中のブックのウィンドウ 1 の名前を "連結貸借対照表" に設定します。この名前は Windows プロパティのインデックスとして使われます。
ActiveWorkbook.Windows(1).Caption = "連結貸借対照表"
ActiveWorkbook.Windows("連結貸借対照表") _
.ActiveSheet.Calculate
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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