VBAのFillAcrossSheetsメソッド

こちらでは、エクセルVBAのFillAcrossSheetsメソッドの解説になります。

メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.メソッド名

目次

FillAcrossSheetsメソッド

FillAcrossSheetsメソッドは、指定されたセル範囲を、コレクション内のほかのすべてのワークシートの同じ領域にコピーします。

構文expression.FillAcrossSheets(Range, Type)
キーワード省略説明
expression×必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
Range 必ず指定します。コピーの対象となるセル範囲 (Range オブジェクト) を指定します。この引数で指定したセル範囲が、シートのコレクションに属するすべてのワークシートの同じ領域にコピーされます。ただし、このセル範囲は指定したコレクション内のワークシートで指定する必要があります。
Type 省略可能です。XlFillWith クラスの定数を使用します。セル範囲のコピー方法を指定します。
使用できる定数は、次に示す XlFillWith クラスのいずれかです。
xlFillWithAll (既定値)
xlFillWithContents
xlFillWithFormats

次の使用例は、シート 1 のセル範囲 A1:C5 の内容を、シート 5、シート 7 の同じ範囲にも入力します。


x = Array("Sheet1", "Sheet5", "Sheet7")
Sheets(x).FillAcrossSheets _
    Worksheets("Sheet1").Range("A1:C5")

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

ListColumn オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッド

ListColumn オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッドは、リスト内の列のデータを削除します。シートから列を削除しません。リストが Microsoft Windows SharePoint Services サイトにリンクされている場合、その列をサーバーから削除できず、エラーが生成されます。

構文expression.FillAcrossSheets()
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。ListColumn オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。

ListObject オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッド

ListObject オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッドは、ListObject オブジェクトを削除し、ワークシートからセル データをクリアします。リストが SharePoint サイトにリンクされている場合、このオブジェクトを削除しても Windows SharePoint Services を実行しているサーバー上のデータに影響はありません。ローカルのリストに加えられたコミットされていない変更は、SharePoint リストに送信されません (コミットされていない変更が失われることに関する警告は表示されません)。

構文expression.FillAcrossSheets()
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。ListObject オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。

ListRow オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッド

ListRow オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッドは、リストの行のセルを削除し、削除した行以下のセルを上方向にシフトします。リストが SharePoint サイトにリンクされていても、リスト内の行を削除できます。ただし、変更を同期させるまでは、SharePoint サイトのリストは更新されません。

構文expression.FillAcrossSheets()
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。ListRow オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。

ShapeNodes オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッド

ShapeNodes オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッドは、オブジェクトを削除します。

構文expression.FillAcrossSheets(Index)
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。ShapeNode オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。
Index×こちらは、必ず指定します。整数型 (Integer) の値を指定します。

XmlMap オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッド

XmlMap オブジェクトのFillAcrossSheetsメソッドは、指定した XML マップをブックから削除します。

構文expression.FillAcrossSheets()
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。XmlMap オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。

XmlMap オブジェクト以外のFillAcrossSheetsメソッド

XmlMap オブジェクト以外のFillAcrossSheetsメソッドは、オブジェクトを削除します。

構文expression.FillAcrossSheets()
キーワード省略説明
expression×こちらは、必ず指定します。このトピックの [対象] をクリックして表示されるオブジェクトのうちの 1 つを返すオブジェクト式を指定します。

ブックまたはワークシートを削除するときに、このメソッドにより、ブックまたはワークシートを削除してもよいかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスは既定で表示されます。これらのオブジェクトに対してこのメソッドを呼び出すときは、ダイアログ ボックスで、ユーザーが [キャンセル] をクリックすると False のブール値が返され、[削除] をクリックすると True のブール値が返されます。

Point オブジェクトや LegendKey オブジェクトを削除すると、データ系列全体が削除されます。ドキュメント プロパティは、ユーザー設定のものであれば削除できますが、組み込まれているものは削除できません。キューブ フィールドは、CalculatedMember.Add メソッドを xlCalculatedSet 引数と共に使用し、キューブ フィールドを独自に作成した場合にのみ削除できます。

Excel VBAでIEを思いのままに操作できるプログラミング術 Excel 2013/2010/2007/2003対応

IEのデータ収集&自動操作のプログラミング本はこの1冊だけ!IEの起動やポップアップウィンドウ、表示を制御する基本的なコードはもちろん、テキストボックスやラジオボタン、表、ハイパーリンクなどのHTML部品を制御する方法など、自動操作に欠かせないノウハウを丁寧に解説。

ExcelのVBAについてのQ&A掲示板

↑ExcelのVBA全般について分からない事があればこちらの掲示板よりご質問ください。

VBAのIE操作入門

↑ExcelのVBAをマスターできたら、エクセルVBAのIE操作にも挑戦してみてください。

目次

VBAのステートメント

こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したステートメントをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。

VBAのオブジェクト

こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したオブジェクトをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。

VBAのプロパティ

こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したオブジェクトのプロパティをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。

VBAのメソッド

こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したオブジェクトのメソッドをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。

VBAのイベント

こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したオブジェクトのイベントをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。