VBAのIE制御

Asc関数は、VBA関数の中で文字列操作関数に分類される関数です。

目次

• Asc関数とは
• Asc関数のサンプルコード
  • 実行結果
  • 解説

Asc関数とは

Asc関数は、整数型 (Integer) の値を返します。指定した文字列内にある先頭の文字の文字コードを返す変換関数です。

DBCS を使用していないシステムでは、0 ～ 225 の範囲の値が返されます。DBCS を使用しているシステムでは、-32768 ～ 32767 の範囲の値が返されます。

文字列に含まれたバイト データを取得するには、AscB 関数を使用します。AscB 関数は、最初の文字の文字コードではなく、最初のバイト データを返します。AscW 関数は、Unicode 文字セットの文字を返します。Unicode をサポートしていないプラットフォームでは、Asc 関数と同じ文字コードを返します。

Visual Basic for the Macintosh では、Unicode 文字列をサポートしていません。したがって、AscW(n) 関数は、Windows 環境では 128 ～ 65535 の範囲のすべての Unicode 文字を返すことができますが、Macintosh 環境では正確な Unicode 文字を返すことができません。このため、 Macintosh 環境では AscW 関数を使用しないようにしてください。

Asc関数のサンプルコード

次の例は、Asc 関数を使って、文字列の最初の文字の文字コードを返します。

Sub sample()

 Dim MyNumber
 MyNumber = Asc("A")        ' 65 を返します。
 MyNumber = Asc("a")        ' 97 を返します。
 MyNumber = Asc("Apple")    ' 65 を返します。

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

実行結果

解説

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